今治の老舗タオルメーカー直伝!タオルの選び方6選
毎日の生活にかかせないタオル。
厚手のしっかりしたタイプから、薄手で軽いタイプなど、糸の太さや長さ、糸の撚り具合や織り方によって、肌触りも風合いも沢山の種類があります。
性別や年齢、ライフスタイルによって選び方も変わるタオルですが、あなたならどんなタオルを選びますか?
朝起きてから夜寝るまで、一日で複数枚使うタオルだからこそ、自分好みのタオルを見つけてみてください。ここではタオル選びのポイントや、ハートウエルおすすめのタオルをご紹介していきます。
この記事でご紹介するタオルの選び方6選
- ①素材で選ぶ
- ②肌触りで選ぶ
- ③厚みで選ぶ
- ④耐久性で選ぶ
- ⑤サイズで選ぶ
- ⑥デザインで選ぶ
①素材で選ぶ
綿(コットン):
吸水性に優れていて、柔らかい肌触りが特徴です。値段も手頃なものが多く、商品種類も多いです。タオルに使われる代表的な素材なので、素材選びに迷った時におすすめです。
ポリエステル:
天然素材よりも吸水性と速乾性に優れたものが多いのが特徴です。
ただし、繊維表面の先端がとがっているため、擦った時に肌を傷つける恐れがあることや、静電気が発生しやすいため、肌が弱い方にはあまりお勧めできません。
リネン:
速乾性に優れており、軽いのが特徴です。乾きが早いため、キッチンの手拭きタオルなど頻繁に手を拭く場所で使う場合や、梅雨時などにタオルの乾きにくさが気になる場合におすすめです。
②肌触りで選ぶ
タオルを使う時に一番大事にしたい要素、それはやっぱり肌触りですよね。
繊維の織り方や加工の方法によっても肌ざわりの違いが生まれます。生地の種類には名前がつけられており、それぞれ特徴があります。
パイル地:
市販されているタオルの中でも定番です。パイルとは織り方の種類で、繊維を丸くループ状に織ったものです。ループがあることで、肌に触れた際にふわっとした弾力を感じることができます。
パイルは平面的な織物にくらべて表面積が広いため、直接肌に触れる部分が広く、吸水性も高いのが特徴です。
シャーリング地:
パイル地のループ部分をカットして作られています。ループ状の部分がないので、なめらかな肌ざわりが特徴で、表面に光沢が出るので高級感があります。
ただし毛先がない分だけ、パイル地より吸水性は劣ります。また、表面の毛が短いことからプリント染色しやすいのも特徴です。
ワッフル織地:
ワッフルという名称の通り、表面に凹凸のあるのが特徴です。織り物でありながら、ニットのような伸縮性があるので、ブランケットなどに使われていることが多いです。
立体的で厚みがあり、吸水性に優れています。生地面の凹凸は、生地と体の間に空気の層を作り出し、体温を逃がさない効果があるため、保温性にも優れています。一方で通気性にも優れているので、秋冬はもちろん、春夏も快適に使うことができます。
ワッフル素材の商品はこちら
ガーゼ地:
肌触りが良く、肌に優しいのが特徴です。強く拭きがちな人へも皮膚の刺激が少なく、肌がデリケートな赤ちゃんはもちろん、敏感肌の人へもおすすめな生地です。
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無撚糸(むねんし)地:
柔らかくふわふわとした触り心地で、ボリュームがあります。
綿の様な肌触りが特徴で、保温性が高く、寒い時期でも、身体を冷やさず使用することができます。
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③厚みで選ぶ
使うシーンによって、薄い方が使いやすい場合や反対に厚い方が便利な場合があります。
少し技術的な話になりますが、選び方のご参考として是非読んでみてください。
タオルの厚さは、織り込み(打ち込み)とサイズに対しての糸の量、糸の種類、タオルの乾燥加工によって変わります。
打ち込みを多くすれば糸は詰まってしっかりとした厚手の生地になり、毛の量が増えればさらに厚手に感じます。これは糸も同じで、細い糸を使えば薄く感じ、太い糸や甘くよられた糸を使えば風合い良く感じます。
乾燥加工も空気をより多く取り込むような加工にすれば風合いは増し、タオルを絞るような加工をすれば薄く感じます。
糸や織り方、加工方法により機能性は変わるため、一概には言えませんが、購入する際の基準としてご参考にしてみてください。
厚みがあるタオルの特徴
・ボリューム(重さ)がある
・ふわふわした肌触り
・絞りにくい
・水分の吸水量が多い
薄手のタオルの特徴
・軽い
・乾きやすい
・水分の給水量が少ない
・さらっとした肌触り
④耐久性(糸の種類)で選ぶ
買ったばかりのタオルが洗濯ですぐ痩せてしまった!なんてことがないように、耐久性面でのタオルの選び方をご紹介します。
まず、タオルの糸の種類には、撚糸と無撚糸の2種類があり、そのどちらかで耐久性が異なります。
撚糸タオル
撚糸は、糸を撚っている、つまりねじったりひねったりしています。
通常のタオルは撚糸を使用したタオルが多く、糸の強度を出すために、ある程度の撚りをかけて耐久性や質感をコントロールしています。そのため、撚りの強度がしっかりしているほど、毛羽落ちがしにくく、長持ちしやすいタオルになります。
無撚糸タオル
無撚糸特有のふわふわ感は包まれた瞬間に幸せしてくれますが、無撚糸は撚りが無いため、やや毛羽が出やすいという欠点があります。そのため、撚糸タオルと比較し少し痩せやすい傾向にあります。
繊維の強さ・糸の太さ・糸の撚りの回数で風合いや耐久性は異なりますので、お店の方にも確認しながら選んでみてください。
毛羽落ち対策
ふわふわ無撚糸がお好きな方におすすめしたい毛羽落ち対策として、以下を推奨しております。(もちろん通常の撚糸タオルにもおすすめです。)
・たっぷり多めの水で洗濯する
・柔軟剤はなるべく使用しない
・他の衣服と分けて洗う・乾燥機を使用しない
・直射日光で乾かさない
タオルのお手入れ方法はこちらから
・今治タオルを使う
今治タオルにはブランド認定されるために一定の品質の基準が設けられています。その基準の中に脱毛率(より長く、良い質感で使ってもらえるように、毛羽落ちの度合いが問題ないか検査する試験)という基準を設けています。
検査するタオルの重さを測った後、規格で定められた方法で洗濯。抜け落ちた毛羽を回収し、その重さで数値を出します。
⑤サイズで選ぶ
バスタオル 60×120cm
お風呂あがりに体を拭く一番大きなタオルです。体にも巻きやすい大きさです。
スリムバスタオル 34cm×110cm
横幅が34cmのスリムなバスタオル。
ハンガーにかけて干せるのがポイントです。洗濯時や収納時にも場所をとらない最近人気のサイズです。
髪の長い女性の方が頭に巻き付けるのにもちょうどいい長さです。
フェイスタオル 34cm×80cm
手や顔を拭く、洗面所にかけられることの多い一般的なタオルです。
ジムやスポーツなどにもおすすめです。ギフトにも選ばれやすいサイズです。
ハンカチ 25cm×25cm
一般的なタオルハンカチのサイズです。タオルハンカチの場合はこのサイズでも十分に水分を拭き取ることができます。
ミニハンカチ 15cm×15cm
持ち歩く際の嵩張りが気になる方やお子様に使っていただきたいサイズです。
ハーフサイズハンカチ 12.5cm×25cm
カバンや洋服のポケットのサイズを選ばないコンパクトサイズ。
ミニハンカチだと小さいけど、ハンカチだと大きい!そんな方に使っていただきたいサイズです。小さめのバッグや、タイトなポケットでも出し入れしやすいサイズ感です。吸水性が高いため、小さくても十分に水分を拭き取ってくれます。
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⑥デザインで選ぶ
タオルはインテリアにも影響するアイテムです。好みのデザインや色を選ぶことで、バスルームやキッチンの雰囲気を演出できます。
目を引くデザインやアクセントのあるポップなデザインも可愛いですよね。
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\暮らしに溶け込むシンプルで使いやすい北欧デザイン 北欧ノルディックタオル/
まとめ
タオルといっても沢山の種類があることがお分かりいただけたのではないでしょうか。生地はもちろん、使用される素材によっては値段も大きく異なるので予算や用途などをみて、愛用できる好みのタオルを探してみてくださいね。
執筆:佐藤/編集:木村