お客様に喜ばれるものを届けたい。ハートウエルがタオルをお届けするまで
桜も咲き始め、新しい生活の始まる季節がやってきました。
新生活に向けて、人の動きが活発になるこの時期。
新しい生活が始まる友人やひとり暮らしを始める子どもに、なにかプレゼントをと考えを巡らせている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
品質が高い今治タオルは、節目のプレゼントとして選んでいただく機会も多いです。
いくつか今治タオルのメーカーがある中で、大切な贈り物をハートウエルで選んでいただけることはとても光栄で、ありがたいことです。
思いの込められたプレゼントをはじめ、購入いただいた商品をお客様の元まで丁寧にお届けすることがハートウエルの責務。
今回はギフトを含め、タオルがどういった工程を経てお客様の元に届くのかをお伝えするべく、タオルの織りあがりから発送までの一連の流れを、スタッフMが取材してきました。
タオルを商品の形に整える「検品・仕上げ」
織りあがったタオルや縫製の終わった縫製品は、パッケージも含め出荷できる形に仕上げる「仕上げ」の工程に入ります。
タオルと縫製品の仕上げでチームがわかれており、今回は縫製チームにサウナハットの仕上げ工程を見せてもらいました。
まずは商品に問題がないか、ほつれがないかなどを確認。
縫製中に発生した不要な糸が出ている部分を丁寧に糸切狭で取りのぞいていきます。
糸くずをはらい、綺麗に整えられたサウナハットを指示書の通りに手早く畳んで、専用パッケージへと封入。
あっという間にサウナハット2つがお客様の元へ届けられる形になりました。
意識していることを聞くと、「やっぱりいちばんは、丁寧に、綺麗に作業すること」との答え。
仕上げチームはハートウエルにあるたくさんの商品の仕上げを担っているため、スピードが求められますが「お客様に届けるものだから」と丁寧さ第一。
そのうえで仕上げ作業がとても早く、サウナハットなら1日で100個いけるかも…とのこと!
余談ですが、スタッフMが以前商品のOPP袋入れの応援に入った際には、上司と2人がかりで2時間半かけて300枚入れる中、あとから合流した仕上げスタッフが倍近い速さで入れ終えていく様を目の当たりにして、驚きと尊敬で目を丸くしました。
タオルの場合も同じように不要な糸の始末を行い、10枚ごとに重ねて保管用の袋へ詰めていきます。
無駄のない慣れた動きで仕上げられ、商品の形になったタオルたちは、次の検針へ向かいます。
安全のために欠かせない「検針」
直接肌に触れるタオルは、誤って針が混入してしまっていた場合お客様に怪我をさせてしまう恐れがあるため、「検針」を行います。
仕上げた商品をベルトコンベアーのような専用の機械に通し、確認します。
問題が無いものは、商品ごとに箱にまとめられ自社倉庫に保管。
一部は出荷作業がしやすいよう、ピッキング用の棚へ並べられます。
お届けする商品を集めていく「ピッキング」
ピッキング用の棚で静かに出荷を待つ商品たち。
注文票をもとに、ここからひとつひとつ商品を人の手で集めます。
汚れたり混ざったりしないよう、注文ごとにナイロンの袋に入れます。
間違いのないよう、しっかり確認しながら作業を進めていきます。
思いを伝える顔になる「梱包・ラッピング」
ピッキングされた商品は、ご自宅用などでギフトラッピングが不要なものは商品をナイロンの袋に入れ、封筒や箱に入れるなど過剰包装を防ぎつつ美しく仕上げます。
ギフトラッピングの場合は、スタッフがギフト用の畳み方にひとつひとつ商品を畳みなおし、気持ちを込めてラッピングしていきます。
1月にオープンした本社併設のファクトリーショップをのぞくと、店舗スタッフがちょうどラッピングを行っているところでした。
オリジナルギフトボックスでラッピングをしていたのは、「もこもこ365」のネイビーのバスタオルとフェイスタオル。
新生活を始める方へのプレゼントかな?と想像を膨らませながら、ラッピングの様子を見学。
まずはオリジナルボックスに専用の薄紙をセット。
箱のサイズに合うよう、タオルを畳んでいきます。
あとから入れるフェイスタオルのことも考えながら、角を斜めにして、見栄えよく…。
コンパクトにたたむのが難しそうな厚手のバスタオルが、慣れた動きで美しく畳まれました。
同様にフェイスタオルも畳んで、箱に収めて整えます。
薄紙を畳んで箱を閉めたら、オリジナルボックス専用の包装紙を用意。
最初に位置を決めた後は淀みなく、するすると包まれて完成。
ラッピングが終わったら包装紙が汚れないよう、緩衝材で包んだうえで発送します。
以前の読み物でラッピングの際の細かな気配りについて書かれているので、
ぜひこちらも読んでみてください!
これを聞いたら誰かにプレゼントしたくなる!ギフトラッピングの裏側をご紹介
*ラッピングについて
ラッピングの種類は、ハートウエルオリジナルボックスの他に
・透明OPP袋にリボンシールをお付けする
・今治タオルBOXにお入れする
の計3通りから選んでいただけるようになっています。
ハートウエルオリジナルギフトボックスは、一見シンプルな白い箱ですが
開くと瀬戸内の海を思わせる深い青があらわれます。
「暮らしと心を、タオルで自由に」という、当社の思いが込められたギフトボックスです。
専用の包装紙で包んでお届けします。
また、ハートウエルオンラインショップでは様々なシーンに対応できるよう、メッセージカードを種類豊富にそろえています。
ご希望があった場合はこちらも同梱します。
詳しくはこちら
お客様の元まで運んでもらう「発送」
梱包が終わったら、宛名を貼っていよいよ発送を待つばかりです。
運送会社の集荷の時間に間に合うよう、出荷事務スタッフが毎日出荷伝票を作ってくれています。
運送会社の方に商品をお任せしたら、数日中にお客様の元へと届けられます。
*ハートウエルではご購入いただいた商品に合わせて、
・ネコポス
・宅急便コンパクト
・宅急便
で発送を行っています。(発送方法のご指定はできません)
その中で、宅急便コンパクトの梱包資材はハートウエルのロゴ入りオリジナル仕様になっています。
宅急便コンパクトで届いた方は、ぜひ確認してみてください。
少し話がそれてしまいますが、取材のタイミングでは卸先様への荷物を積んでいるところでした。
こちらも卸先のお店からお客様の手に渡る、大切な商品です。
出荷事務と連携を取りながら、商品の詰まった段ボールがどんどんトラックに載せられていく様子を撮らせていただきました。
お届けした商品が、喜ばれますように
タオルの織りあがりから発送まで、一連の流れをご紹介しました。
お届けまでのそれぞれの工程で、各スタッフがお客様のことを考えて丁寧な作業を心がけていることが伝わったでしょうか。
取材中、あるスタッフは
「ご自宅用でもギフトでも、お客様が封を開けたときに喜んでもらえるよう商品の入れ方に気を付けています。
たとえばハンカチ10枚頼んだお客様がいたとしたら、ただ単に重ねて袋に入れるのではなく、少しでも見栄えがいいよう少しずらして重ねたり、時には色のバランスを見て並べ替えたりすることもあります」
とこだわりを話してくれました。
ハートウエルでプレゼントを贈ってよかった、タオルを買ってよかった、と思っていただけるよう、タオルの先にある笑顔や思いを見つめながら、一枚一枚丁寧に向き合い、完成品に仕上げ発送しています。
商品を受け取ったお客様が、少しでも喜んでくれたらと願うばかりです。
執筆.:村田/編集:木村