ショップスタッフがおすすめする タオルのきれいなたたみ方術
洗面台がごちゃごちゃしているけど、どこから手を付けたらいいのか分からない・・・おしゃれでホテルのような洗面所にしたいのに、なんだか生活感が出てしまう。
そんな方におすすめしたいのが「タオルのたたみ方改善」です。難しいたたみ方は一切ありません!
なぜなら筆者は周りを黙らせてしまうほどの不器用だからです。
これからご紹介するたたみ方は、実際にHARTWELL FACTORY SHOPの店頭でも取り入れているたたみ方です。
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このブログでご紹介する内容
- ●タオルのたたみ方3選
- ○ 初級編
- ○ 中級編
- ○ 上級編(ホテル折り)
- ●店舗での畳み方紹介
- ○ ヘムにデザインがあるタオル編
- ○ ウォッシュタオル編
- ●綺麗な収納方法のご紹介
ほんの少しの工夫を加えるだけで見栄えがグッと良くなりますので、これから新生活を迎える方、整理整頓に取り組みたい方はぜひ参考にしてみてください。
タオルのたたみ方 3選
~初級編:四つ折り~
何のへんてつもない”四つ折り”ですが、ポイントを抑えることで仕上がりに大きな違いが出てきます。
■手順その1
タオルを半分に折り、端と端をぴったり合わせる
■手順その2
少し内側にずらして折る
あれ?手順その1で「ぴったり合わせる」と言っていたのに!と思った方もいると思いますがここでは「ずらす」がポイントです。
■手順その3
軽く左右に引っ張りながら折る
左右に引っ張ることでしわが伸び、綺麗な仕上がりとなります。
~中級編:縦折り~
■手順その1
タオルを縦半分に折り、端と端をぴったり合わせる
■手順その2
少し内側にずらして折る
■手順その3
タオルを半分に折る
ポイント1・2は初級編と重なる部分がありますね。復習も兼ねてたたみましょう。
~上級編:ホテル折り~
中級編の「縦折り」にもう一工夫加えたホテル折り。タオルの端の部分がすべて内側に収まっているので、よりスッキリとした印象になります。
■手順その1
タオルを縦半分に折り、端と端をぴったり合わせる(中級編の1と同じです)
■手順その2
端と端を内側に折る
■手順その3
真ん中で2つに折る
ホテル折りの場合は最初に縦半分に折るので、広げたときにそのままタオルハンガーにかけることができます。
初級編・中級編・上級編では特に大きな違いはなく、共通していることは「ぴったり合わせること」「少しずらすこと」です。
この2つのポイントをおさえることで見た目に違いがでてきますので、ぜひ意識してみてください。
店舗に陳列しているタオルのたたみ方
店頭に置いているタオルは、商品の特徴によってたたみ方を変えています。
ここでは2パターンご紹介いたします。
~ヘムにデザインがあるタオルのたたみ方~
そもそもヘムとは何?という方に簡単にヘムについてご説明させていただきます。
ご存じの方も復習を兼ねて読んでみてください。
ヘムとは、タオルを横長に置いたとき左右の端っこ部分を指し、生地を折り重ねて縫うことで作られています。
ヘムにはタオルの端がほつれるのを防止するという重要な役割があります。
最近ではヘムの部分にデザイン性があるタオルが増えてきました。
弊社の「Fiore(フィオレ)」もそのひとつです。
ジャガードで表現された花の模様がとてもきれいですよね。
その華やかさが目を引き、店頭でも人気商品の1つとなっています。
そこでHARTWELL FACTORY SHOPで実際に取り入れている、ヘムに柄がある商品におすすめのたたみ方をご紹介いたします。
まずこちらのたたみ方をご覧ください。
ヘムがしっかり見えているので商品の売りとなる部分が分かりやすいですが、
なんとなくペッタリとした印象・・・
こちらのたたみ方だとボリューム感が出て、タオルのふっくらとした質感がより伝わりやすくなった気がしませんか?
ヘムの部分にもハリが出て、より目立つような印象です。
やり方は簡単ですので、ぜひお手元にあるタオルで試してみてください。
■手順その1
タオルを半分に折る
■手順その2
半分に折ったタオルを、3つ折りにする
■手順その3
3つ折りにしたタオルを端から巻いていく
〜ウォッシュタオルのたたみ方〜
ウォッシュタオルはおしぼりくらいの大きさのタオルです。
最近は手を洗う機会が増え、ハンカチだとすぐにびしょびしょになってしまうのでウォッシュタオルを持ち運ぶという方も増えてきました。
そんなコンパクトでも実用性抜群なウォッシュタオルのたたみ方をご紹介いたします。
■手順その1
タオルを3つ折りにする
■手順その2
3つ折りにしたタオルを2つ折りにする
たった2つの手順でコンパクトかつ、ふんわり感も保ったままたたむことができました。
ご家庭の収納時にも活用できるたたみ方ですので、ぜひ試してみてください。
ちなみに店頭では各サイズのタオルをこのように重ね、サイズの違いやサイズ展開が一目でわかるように陳列しています。
次に普段タオルを陳列する際に気を付けていることをご紹介します。
ひとつめは「そろえる」ことです。
①と②、2枚の写真をご用意しました。
①
②
①はタオルが重なった部分を全面的に出した陳列、②はタオルの折り目を全面的に出した陳列です。
パッと見て整理されている印象を受けるのは、②ではないでしょうか?
①だと、タオル1枚1枚の境目が分かりづらく「1枚だけ欲しいのにどこから取ったらいいか分からない!」という方もいらっしゃるかもしれません。(私の考えすぎかもしれませんが・・・)
また、見た目のきれいさだけではなく、揃える面を少なくすることにより短い時間で整理整頓することが出来るので、お客様やスタッフにとっても嬉しいテクニックとなっています。
ちなみに、ここでは上級編のたたみ方を活用しました。
そしてもう一つ大切にしていることは、「ふんわり感を損なわない」ことです。
タオルをたたむ際に、上から力を加えてしまうとタオルが押しつぶされてしまいます。
タオルを押しつぶしてしまうと、せっかくのふんわり感が損なわれてしまいますので、
空気をふくませながら、優しい力でふんわりとたたむことを心がけています
(余談ですが、お洗濯の際は干す前に空気をふくませるようにタオルをパタパタとふると乾いた後ふんわり仕上がりますよ。)
仕上げはタオルを押さえつけるのではなく、左右に軽く引っ張りながらたたむと端がそろってきれいな仕上がりになります。
どちらのたたみ方も特別なことは何もしていません。
少し意識をするだけでできるたたみ方なのでぜひご家庭でもやってみてください。
最後に一言
店頭でお客様とお話していると「このタオル触ってみてもいいですか?」と聞かれることがよくあります。
タオルほど肌との相性が大事なものはない、といっても過言ではないほど肌触りはとても重要視すべきポイントですので、どんどん触ってください!ぐしゃぐしゃになってもスタッフがすぐに元通りにしますのでご安心を!
どれも同じに見えるようで、実は肌触りが全然違いますのでぜひ触って実感してくださいね。
近年はコロナ渦の影響で、購買の場が実店舗からオンラインに移行しています。
自宅にいながらも簡単に買い物ができたり、近くで売っていないような商品もすぐに買うことができたりと、とても便利ですよね
実店舗の良いところは、実際に体験ができることだと思います。
いくら画面が鮮明になっても、肌触りを体験することはできません。
HARTWELL FACTORY SHOPでは、ハートウエルでつくられた様々なタオルを取り揃えておりますので、ご来店された際はぜひ触り比べて違いを実感してみてくださいね。
ハートウエルでは、店頭VMDのご提案もしています。
タオル売り場に変化が欲しい!そんなお店様からのお問い合わせもお待ちしております。
執筆:菅/編集:木村