今治タオルブランド認定マークの意味とは? メーカーを調べる方法も紹介
今治タオルに赤・青・白のマークが付いているのを見たことはありませんか?このマークは「今治タオルブランド認定マーク」で、独自の品質基準を合格した商品だけに付けられています。
本記事では「今治タオルブランド認定マーク」の意味や、裏面に記載された番号の活用方法などを詳しく紹介します。マークが付いていないタオルは偽物なのかどうかも、あわせて解説しますので、購入する際の参考にしてください。
「今治タオル」は1社のブランドではない
今治タオルを「特定の1社が製造販売しているブランド」と考えている人も多いでしょう。しかし、実際は違います。愛媛県今治市で、数々のメーカーが製造したタオルの一部を「今治タオル」と呼んでいるのです。
「今治タオル」を名乗れるのは、今治タオル工業組合に登録のある企業が製造したタオルだけです。そのうち、独自の品質基準をクリアしたタオルが「今治タオルブランド」と認定されます。
「今治タオルブランド」の商品は、数ある今治タオルの中でも、特に吸水性が良く高品質です。タオルの使い心地に、とことんこだわりたい方へおすすめです。
「今治タオルブランド認定マーク」とは
今治市で作られたタオルのうち、独自の品質基準に合格した商品が「今治タオルブランド」と認定されます。赤・青・白でデザインされたマークを付けられるのは、「今治タオルブランド」の商品のみです。
ここからは「今治タオルブランド認定マーク」について、詳しく解説していきます。認定マークの意味を知れば、メーカーが掲げるタオル作りへのこだわりを感じられるでしょう。
今治タオルブランド認定マークの意味
「今治タオルブランド」の商品は、赤・青・白でデザインされたマークの下に「imabari towel Japan」と印字されたタグが付いています。それぞれのカラーが持つ意味合いは、以下の通りです。
赤 |
活動的、情熱的、先進的、生き生きとした力強さ、動き、インパクトなどをイメージさせる色。今治タオルの存在自体が、社会の注目を集め、日本を象徴する商品のひとつであるという位置づけです。 |
青 |
品質に対する安全と安心、信頼、歴史と伝統、鮮明性、落ち着きなどをイメージさせる好感度の高い色。今治タオルの持つ歴史と伝統を背景とした高品質をシンボライズしています。 |
白 |
やさしさ、清らかさ、清潔感、無垢、癒し、真心、柔らかで慈しみにあふれた愛情をイメージさせるピュアな色。今治タオルの無限の可能性を示唆する広がりを表現しています。 |
今治タオル公式ブランドサイトhttps://www.imabaritowel.jp/より引用
今治市では、1894年頃からタオル製造が始まり、長らく世界的な高評価を受けていました。その後、産地についての認知度をより高めるため、2007年頃から本格的なブランド戦略が始まります。
「今治タオルブランド認定マーク」は、ブランド戦略の一環として作成されました。作成されて以降、吸水性と安全性に優れた高品質なタオルの証として、今なお親しまれています。
裏面にある番号の意味
認定マークの裏面には、4桁の数字が記載されています。この数字は企業認定番号です。企業認定番号を使って、どのメーカーで製造されたタオルなのか、誰でも確認できるようになっています。
近年では、メーカー名や製造者の顔などを簡単に検索できる「トレーサビリティ」が一般化してきました。今治タオルは、トレーサビリティをいち早く取り入れ、商品の安全性を証明してきたのです。
まず、今治タオル工業組合が運営する「今治タオルブランド商品検索https://www.itia.or.jp/towel_db/」のページへアクセスします。検索窓に4桁の企業認定番号を入力して検索すると、お手持ちの今治タオルがどのメーカーで製造されたものか確認できます。メーカーによって特色やこだわりが違うので、好きなメーカーを見つけて商品を揃えるのもおすすめです。
佐藤可士和がデザイン
「今治タオルブランド認定マーク」は、日本を代表するトップクリエイター、佐藤可士和氏がデザインしました。佐藤可士和氏は楽天やユニクロ、セブンイレブンなど、数多くのブランドロゴ製作に関わっている敏腕クリエイターです。
佐藤可士和氏は「今治タオルブランド」のブランディングにおいて、オリジナルタオルのデザインなどにも携わっています。積極的なブランディングの甲斐あって、現在では赤・青・白のロゴマークを見たときに、今治タオルをイメージする人が増えてきました。
認定マークがないものは「今治タオル」とは打ち出せない
認定マークが付いていないものを「今治タオル」として販売することはできません。ただ、今治タオル工業組合に登録のある企業が製造していても、商品の特性からあえて「今治タオルブランド認定マーク」を取得しない場合もあります。
たとえば、吸水性よりも速乾性を重視したタオル、各社オリジナルのブランドとして打ち出したいタオルなどが挙げられます。そのため、今治タオルブランド認定マークがなくても、メーカーによっては今治タオルに劣らない高品質なタオルを生産しているのです。
今治タオルを購入するときに、偽物かどうか心配な場合は、メーカー名を確認してみましょう。「今治タオルブランド商品検索https://www.itia.or.jp/towel_db/」にアクセスし、メーカー名や商品名を入力して検索すれば、今治タオル工業組合に登録されているか確認できます。
今治タオルならハートウエルがおすすめ
ハートウエルは、数ある今治タオルメーカーの1つ。1930年に創業し、90年以上の歴史を持つ老舗メーカーです。商品開発から製造までを一貫して行うほか、タオルに使う糸の開発にも力を入れています。
ハートウエルのタオルは、数多く「今治タオルブランド」に認定されており、高い吸水性と柔らかな手ざわりが魅力です。さらに、老舗メーカーならではの開発力をいかして、夏用COOLマスク・枕カバーなどの新商品も製造販売しています。今治タオルの購入をご検討の際は、ぜひハートウエルの商品を試してみてください。
まとめ:ブランド認定マークは高品質の証
「今治タオル」とは、今治タオル工業組合に登録のある企業が製造したタオルです。そのうち、独自の品質基準をクリアした高品質なタオルが、「今治タオルブランド」と認定されます。
「今治タオルブランド」のタオルには、赤・青・白でデザインされた認定マークが付けられています。今治タオルを購入する際は、認定マークが付いている商品から選ぶのがおすすめです。より上質な使い心地を、長く楽しんでいただけるでしょう。