タオルの寿命とは?長持ちさせるコツとおすすめ3選
タオルはどのご家庭でも使用される生活必需品。汗を拭くとき、手を洗うとき、そして毎日のお風呂あがりにも欠かせません。私たちの暮らしを支えるパートナーといっても過言ではないでしょう。
そこで今回は、タオルの寿命について解説しつつ、長く使用できるおすすめタオルや長持ちさせるコツも紹介します。
「タオルはどのくらいで買い換えればいいんだろう」「せっかく毎日使うなら長く愛せるものが欲しい」といった方にピッタリの内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもタオルの寿命とは
「タオルって寿命はどのくらいなんだろう?」と疑問に思ったことはないでしょうか。一般的には、30回前後の洗濯をおこなうと劣化していくと言われています。 ホテルや旅館などでは、お客様にいつまでも心地よく使ってもらうために、30回を目安に交換するそうです。
そのため、いつ行ってもタオル本来の風合いが保たれた使い心地になっています。 また、使用する生地・素材、洗濯回数によってはタオルの寿命が縮むことも。
ご家庭ではタオルの収納場所や家族構成、タオルの利用目的によっては洗濯回数が多いところもあるかと思います。そのため、劣化してきたら早めの買い替えがおすすめです。劣化のサインは後ほど詳しく解説していきます。
「もこもこ365」は100回洗濯しても形状が変わらない
なるべくタオルを長く使い続けたい方におすすめのタオルを紹介します。100回の洗濯を繰り返してもパイルがもこもこと膨らむことで心地良い状態が続く「もこもこ365」には、ハートウエルが紡績会社と独自で開発した特殊な糸が使用されています。
この特殊な糸「ダブルソフト」によって、パイル全体がふくらみ、やわらかい肌触りを実現しているのです。 通常のタオルであれば洗濯を繰り返すとパイルがヘタりることでタオルが薄くなりますが、「もこもこ365」はボリュームアップします。
また、水をしっかりと吸収してくれるので、毎日のお風呂あがりに最適です。
タオルの寿命を示すサイン
「そもそもタオルの寿命は何を基準にしたらいいのだろう?」と思った方は、以下3つを参考にしてみてください。
・タオル生地が固くなってきたとき
・吸収力が落ちてきたとき
・においがとれにくくなったとき
購入したときの状態と肌ざわり・においなどを比較してみるとわかりやすいかもしれません。では、具体的に見ていきましょう。
タオル生地が固くなってきたとき
タオルを何度も洗っていくと、毛羽落ちによりパイルが痩せ、次第に生地が固くなっていきます。使い始めとしばらく経ってからのタオルでは柔らかさと手ざわりに違いが出るため、これが買い替えのサイン。
そのままでも使用はできるので、買い替えるタイミングを逃してしまう方も多いと思います。
しかし、固いままのタオルを使用していると肌を傷つける恐れがあるため、新しいものに交換するのがおすすめです。
吸水力が落ちてきたとき
「あれ、なんだか前より水吸わなくなったかな?」と感じた経験はないでしょうか。 お風呂あがりに体をや髪を拭くとき、スポーツ時にや汗を拭くとき、いつもならひとふきで吸ってくれたものが、2〜3回拭かなければ吸収してくれなくなることがあります。
吸収力が落ちても使用はできますが、拭き残しが出てしまうのです。 拭き残しがあると、残った水分が身体の熱を奪ってしまうため体を冷やしてしまうことも。
給水力が落ちることで不便さを感じ始めたら、タオルの交換をおこなうのがいいでしょう。
においがとれにくくなったとき
タオルを洗濯しても、汚れが完全に落ちているわけではありません。繊維に洗剤残りや汚れ残りがあると、付着した細菌などが増えていく可能性があります。
細菌や汚れは、温度、湿度、水分などのさまざまな条件によって発生するため、日頃から気をつけて洗濯していても劣化は避けられないでしょう。
そして、次第に「嫌なにおい」に変わります。 においがとれなくなったらタオルの寿命と考えて、早めに交換をおこないましょう。
長く使えるおすすめのタオル3選
タオルには寿命があり、適切なお手入れをしても劣化するものではありますが、なるべく長く快適な状態でタオルを使用できる、おすすめのタオルを3点紹介します。
・もこもこ365
・今治ドライ
・あえてカタいタオル KATA
それでは具体的に見ていきましょう。
もこもこ365|100回洗濯しても心地良い
もこもこ365は100回洗濯しても形状が変わらず、洗えば洗うほどパイル全体が膨らむため、肌に触れると心地良さを体感できます。
特に、顔や身体を拭いたときはもこもこに包み込まれる感触が気持ち良いですよ。もこもこ365は国内で販売されているタオルと比べて、吸水性がおよそ3倍。
そのため拭き残ししにくいので、お子さんやご高齢の方にもおすすめです。 いつもの暮らしをより快適にさせてくれる高品質のタオルです。
今治ドライ|室内約3.3時間で乾く
室内約3.3時間(※)で乾く今治ドライであれば、梅雨や雨の日・秋冬の日照時間の短い時期に室内干しで使っても、快適に使用できます。 午前中に洗濯をして室内干しをしておけば、午後には乾くため、その日にふたたび活躍できることも。
また、バスタオルより横幅がコンパクトなスリムバスタオルであれば、ハンガーで干すことができるので省スペース。
今治ドライは速乾性に優れているだけではなく、今治タオルの特徴でもあるふわっとした肌ざわりもポイントです。
※数値は室内環境により変動することがあります。
あえてカタいタオル KATA|特殊糸の100%コットン
「あえてカタいタオル」はその名の通り、ハリとコシのある「硬いタオル」です。
ふわっとした今治産ならではの柔らかいタオルも気持ちいいのですが、硬いタオルだからこその「拭き心地感」。あえて使い古したタオルのようなザラザラとした拭き心地を求めている方も、実は多いのではないかと開発されたタオル。
硬さがあれば繰り返し洗っても毛羽立ちが出にくいですし、肌ざわりの劣化も目立ちにくいため長期的にも使用できます。高品質のタオルを長く愛用していきたい方に、まさにおすすめのタオルです。
タオルの寿命を長持ちさせるコツ
最後にタオルの寿命を長持ちさせるコツをまとめました。
・ネットに入れて洗濯する
・風通りの良い場所で干す
・洗い終わったらすぐに干す
・柔軟剤の使用頻度を減らす
・たくさんの洗濯物と一緒に詰め込まない
では、具体的に見ていきましょう。
ネットに入れて洗濯する
タオルもネットに入れて洗濯をすると長持ちします。他の洗濯物との摩擦が減るため、毛羽立ちが出にくくなるからです。
洗う際は、洗濯ネット1個につき、1枚のバスタオルがおすすめ。ネットの網目が細かくタオルが広がるくらいの大きさだとなお良いです。
風通りの良い場所で干す
タオルの寿命を長持ちさせたい場合は、風通りの良い場所で干しましょう。適度に風が流れていれば、温度・湿度が下がり細菌も増えにくく早く乾きます。さらに、よく振ってから干すとパイルが立ち上がり柔らかい肌ざわりになります。
一方、風通しの悪い場所に干していると、乾くまで時間がかかるので、温度・湿度が高まり細菌は増えていきます。タオルに嫌なにおいが発生する原因となることも。
洗濯が終わったら、風が通る場所に干すようにしましょう。
洗い終わったらすぐに干す
タオルを洗濯機で脱水後すぐに干すのも大切なポイントです。洗濯が終わったタオルの状態とは、繊維が寝ている状態。つまり、すぐに干さずに放置をするとタオルが固くなる可能性があります。
また、濡れている状態が続くと細菌が増えやすくなるため、あまりいい状況ではありません。タオルの寿命を縮める原因にもなります。
長持ちさせるためにも、洗濯が終わったらなるべく早めに干すのがおすすめです。
柔軟剤の使用頻度を減らす
タオルメーカーとしては柔軟剤の使用を推奨しておりません。柔軟剤の使用をなるべく抑えたほうが、タオルの寿命を長持ちさせるのをご存知でしょうか。
柔軟剤を使用すれば良い香りがつき、一時的にふんわりと仕上がりますが、柔軟剤に使用されている成分によって、毛羽抜けが発生しやすくなりタオルの吸水性を低下させてしまうのです。
「思っていたよりも早く水を吸わなくなった」と感じた経験がある方は、もしかしたら柔軟剤の使用頻度に原因があるのかもしれません。
たくさんの洗濯物と一緒に詰め込まない
たくさんの洗濯物と一緒に洗うことで、タオルが他の衣類などと擦れて痛む可能性があります。洗濯量が少ない場合でも擦れは起きますが、洗濯物の量が少なければスペースができるので、過剰な擦れを回避できます。
加えて、洗剤が適切に行き渡らず、汚れがしっかりと落ちないことも。 タオルの寿命を長持ちさせるためにも、洗濯物の詰め込みすぎに注意しましょう。どうしても難しい場合は、ネットに入れて軽減させるのも効果的です。