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【社員インタビュー】EC事業部 河野友美

【社員インタビュー】EC事業部 河野友美

―普段どのようなお仕事をしていますか?

EC事業の戦略立案が主な業務です。弊社は現在、「EC店舗を通じて、お客様に弊社の魅力を知っていただき、コアなファンの方々を増やしていきたい」と考えており、これを実現できる最善の打ち手を見出すことが、戦略立案の仕事になります。

―ハートウエルとの出会いについて教えてください

前職では、マッチングアプリのプロモーションとマーケティングを担当していました。オウンドメディアの立ち上げなど、様々な業務を経験し、やりがいを感じてたものの、一ヵ月単位のプロジェクトを長期施策と呼ぶほどスピード感を重視する社風だったので、「焦らず丁寧に仕事と向き合いたい」という想いが強まり、転職を考えるようになりました。

ハートウエルが、EC事業の立ち上げ担当者を募集していると知ったのは、そのような折です。求人を目にした瞬間、「これが私のやりたかったことだ!」と感じました。
私は元々、地域貢献に関心があり、前々職では地元の神奈川にUターン就職し、EC業務に従事していました。これまで培ってきた経験を活かせる上に、日本を代表する今治タオルを通じて地域貢献できるだなんて、まさに願ってもいないことだと思いました。

―入社の決め手は何ですか?

"製造現場の技術力の高さ"です。私は前々職で、スマホケースの商品化にも携わっていたのですが、当時はモノづくりにこだわりたくてもこだわれない、というジレンマを抱えていました。

しかし、ハートウエルには、創業90年の歴史で培ってきた高い技術力があり、自社工場で商品の一貫生産も行っています。自分たちの届けたい商品を開発・製造できる体制が整っているという点は、大きな魅力だと感じていました。

また、面接時に今治本社を訪問した際、製造現場を見学させていただいたことも、入社の決意につながりました。
職人さんたちが真剣に仕事に取り組む姿を目の当たりにして、強い感銘を受けましたし、「ここでなら、誇りを持って働けそうだ!」と実感が湧きました。

―入社から今までを振り返ってみて、どのように感じていますか?

人生最大のチャレンジだったと感じています。部長という責任ある役職は、初めての経験でしたし、立ち上げたEC事業を軌道に乗せる過程でも、様々な壁に直面しました。
何もかもが新しい試みなので、システム化やマニュアル化が都度必要でしたし、私自身含め、EC事業部のメンバーは、多くがリモートワークをしております。メンバー間の意思疎通、本社との情報共有など、コミュニケーション面の課題も多くあり、日々試行錯誤の連続でした。

その中でも、2020年の9月以降が特に正念場でした。同年4月の緊急事態宣言を機に、弊社は皆様の感染症への不安を解消するために、急遽ガーゼマスクを生産開始。以降、マスクがECの売上を牽引していたのですが、マスクの供給量が安定した同年9月以降は、売上が大きく落ち込む状態が続きました。

とは言え、マスクが入手しやすくなったことは、非常に喜ばしいことでしたし、今後は看板商品のタオルの売上を、一層伸ばしていく必要があると痛感しました。

―どのようにしてその壁を乗り越えたのですか?

短期的な施策として、セールの開催、メルマガでの販促、広告運用などを積極的に行いつつ、裏では長期施策として、需要が高いセット商品の開発、本店ECサイトのリニューアルを進めました。

また、弊社は楽天市場・Amazonなど、ECモールにて多店舗展開を行っていたのですが、各店舗に担当者を配置し、モールのカラーに合った施策・サービスの提供を開始したことで、年明け以降は売上が好調に転じました。

 

今、改めて思い返してみると、この正念場を乗り越えられたのは、「全社一致団結して苦境を脱しよう!」という協力体制が築かれていたからだと感じます。
本社の方々は、リモートワークでは対応できない業務を率先して引き受けて下さいましたし、私が仕事を依頼する前に、「もうやっといたよ!」と先回りして対応していただいたこともありました。


そして、EC事業部のメンバー全員が、本当に心強い存在でした。制作会社出身の経験を活かして、サイトのリニューアルを担ってくれたり。数字への強さを武器に、広告運用で大きな成果を上げてくれたり。CS業務(注1)が未経験だったにもかかわらず、懇切丁寧な対応でお客様満足度99%を達成してくれたり。
それぞれのメンバーが、持ち味を発揮してくれたからこそ、壁を破ることができたのだと思います。

 

注1:カスタマーサクセスの略。お客様が弊社の商品やオンラインショッピングを通じて、より良い体験ができるようサポートする業務。

―ハートウエルで働いていて、最も嬉しかった瞬間は?

街中で素敵なタオルに出会って、「こんな商品、ハートウエルでも作れないかな?」と自然に考えている自分に、ふと気がついたときです。「生活の一部として、仕事を楽しめているんだな」と実感しましたし、嬉しさが込み上げてきました。

前職では、体調を崩すほど無理して働く時期もあったのですが、現在は仕事とプライベートのバランスが取れており、日々健康的に、楽しさとやりがいを噛み締めながら働くことができています。
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