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今治タオルが高価な理由とは?検査基準やおすすめ3選を紹介!

今治タオルが高価な理由とは?検査基準やおすすめ3選を紹介!

今治タオルというタオルを聞いたことはありますでしょうか。
本記事では、今治タオルについて、高価なブランドタオルとして扱われる理由や認定の検査基準、おすすめの今治タオルを紹介します。

今治タオルとは?

今治タオルとは、愛媛県今治市で作られたタオルのうち、今治タオルブランド認証を受けたもタオルのことです。
今治タオルはタオルの産地として知られており、日本で作られている高品質なタオルの多くを占めています。

【タオルが今治で作られる理由】

今治の風景

タオルづくりには暖かな気候が良いといわれています。そのため、温暖な気候が特徴の今治市は地理的に適しています。

また、今治市は県の北東に位置し、瀬戸内海に流れるタオルづくりに向いている河川があります。そこに流れる川の水は、不純物の少ない水質が特徴です。また、川の水は「硬水」ではなく「軟水」です。

以上から、混じりけの少ない軟水は、タオルのさらし作業を行う環境に適しており、理想的なタオルの柔らかさと吸水性を実現するのです。

【今治タオルはなぜ値段が高い?】

今治タオルの多くがなぜ高いかといえば、ずばり高品質なものづくりを行なっているからです。
また、その品質は、今治タオル工業組合がブランドを認定して、保証しています。これを「今治タオルブランド」と呼称しています。
今治タオルは、その名称がついたすべてのタオルが、ブランド認定の基準を満たしているかどうか品質管理を厳しく行われたタオルといえるのです。
その厳しい認定基準については、後述していますのでそちらも併せてご覧ください。

認定ブランド品には、青と赤と白で構成された独自のロゴマークを入れることが可能です。
また、ギフト用の付加価値が付いているケースや機能性にこだわったタオルも中には存在します。一般的に、数枚セットで3,000~6,000円くらいが相場ですが、ものによっては1万円を超える商品もあります。

ブランド認定の検査試験の内容

先述のとおり、「今治タオルブランド」は今治タオル工業組合が検査をして、タオルの品質を確認します。品質基準に合格しないと「今治タオルブランド」と名乗れず、ロゴマークも付けられません。
今治マーク
その試験で行われる検査は主に以下の4つです。

  1. (1)タオル特性の判定
  2. (2)染色堅牢度
  3. (3)物性
  4. (4)有機物質(遊離ホルムアルデヒド)

(1)タオル特性の判定
もこもこ365のタオル生地

まず、「タオル特性の判定」では、「吸水性」や「パイルの脱毛率」、「パイルの保持性」が認定基準に達していることを組合の基準で試験します。

例えば、「吸水性」の試験は、洗濯前後で水に浮かべた沈む秒数(5秒以内)です。「パイル脱毛率」は、タオルの洗濯時に毛羽が抜ける割合、「パイル保持性」は、タオルのパイルが摩擦で抜ける量を確認する試験です。

パイル脱毛率の場合、洗濯後に、抜け落ちた毛羽を集めて、重さを基準に照らし合わせます。重さの認定基準は、使われている糸ごとに判断し、パイルが0.2%以下、無撚糸が0.5%以下、シャーリング加工が0.4%以下です。

パイル保持性の場合、摩擦試験を実施し、残ったパイルと抜けたパイルの質量を測定します。合格となる検査数値は、タオルの種類ごとにバスタオル・タオルケットが2.45cN/パイル以上、フェイスタオル・ウォッシュタオルが2.16cN/パイル以上です。cNとは、物理で「センチニュートン」という単位を指します。

タオル特性ではこれらの数値が認定基準をクリアすることが不可欠です。

(2)染色堅牢度
染色イメージ

2つ目の「染色堅牢度」は、タオルの色移りや色落ちを各項目に1級から5級を付けて判断します。1級は色落ちや色移りがしやすく、5級が色落ちや色移りがしにくい等級です。そして、具体的な試験の項目は、耐光、洗濯、汗、摩擦の4つです。

「耐光試験」は光を当てて変色具合を見る試験で、認定は4級以上(パステルカラー、淡色は3級以上)です。

「洗濯試験」は、色の変化・色落ち具合が4級以上です。

「汗試験」は、汗(人工汗液)を染み込ませて色の変化を見る試験で、4級以上です。

「摩擦試験」は、洗濯物の擦れによる色移りを調べる試験です。「乾燥試験」と「湿潤試験」の2種類でそれぞれ摩擦を行います。

「乾燥試験」は4級以上、湿潤試験は3級以上が必要です。

(3)物性

3つ目は「物性」で、物理的な縫製の強さ、耐圧などを計測する試験です。

縦横に引っ張る「引張強度試験」では、縦147N以上、横196N以上が必要となります。Nはニュートンの力学の単位です。

破裂するまでの圧力を測る「破裂強度試験」では、392.3kpa以上の破裂強度で合格です。kpaはキロパスカルで「気圧」のことを指します。

3回の洗濯後に元のサイズからのサイズ変化を調べる「寸法変化」では、元の寸法から±7%以内が求められます。

他にも、縫い目の抵抗力を調べる「滑脱抵抗力試験」では、縦20N以上、横30N以上の「滑脱抵抗力」が必要です。

(4)有機物質(遊離ホルムアルデヒド)

化学イメージ
最後は、「有機物質(遊離ホルムアルデヒド)」の試験です。

ホルムアルデヒドの数値をアセチルアセトン法で計測し、数値が0.03以下が基準となります。国内法では乳幼児向けに満たすべき数値が0.05以下ですから、今治タオルブランドはさらに厳格な基準です。

おすすめの今治タオルを紹介【3選】

ここでは、おすすめしたい今治タオルを厳選して、3つ紹介します。

 1. 甘撚りカラー

甘撚りカラー

まずは、今治タオルを試してみたい方に「甘撚りカラー」がおすすめです。下は3枚セットからで(税込)2,475円~とリーズナブルです。

さわり心地やふんわり感などの品質はそのままに価格だけを下げています。そのため、気軽に今治タオルの品質を実感できます。用途は、風呂上がりや洗顔など、普段使いに向いています。

また、身近な人への贈り物やイベントの祝品・記念品にも最適です。

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 2. 今治ドライ

今治ドライ
今治タオルの機能に速乾性を加えたのが「今治ドライ」です。
ポリエステルとコットンの2層構造糸で作られてるため、ポリエステルの特性である速乾性を持ちながら、コットンライクな肌触りを感じられるタオルです。
特に洗濯物が乾かない冬の季節に使うタオルとして向いています。天気が悪い日に室内で乾かしても、わずか3時間程度で乾きます。

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 3. CUOL タオルではじめる美髪ケア

タオルではじめる美髪ケア
今治タオルで頭を拭くために設計されたヘアケア専用タオルが「CUOL タオルではじめる美髪ケア」です。

仕組みは、保水量が豊富で低摩擦な中空糸と竹レーヨン糸を使用。髪や頭皮を拭くとき摩擦や圧力でキューティクルへのダメージを軽減しています。

また、水分を吸収しやすいため、ドライヤーの時間も減らせることから、熱のダメージを少なくできるでしょう。
キューティクルを痛めにくいため、髪を染めている人の髪色が抜けることも抑えることが期待できます。

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まとめ

タオルのイメージ
今回は、今治タオルの概要やブランド認定の検査内容を確認しました。
おすすめの3商品はいずれも認定済みの今治タオルブランドです。目的に合わせて手にすることができます。
この機会に、今治タオルを普段のタオルに置き換えて、生活の中で実際に体験してみましょう。

【参考元】
今治タオル公式サイト:https://www.imabaritowel.jp/
今治タオル認定の品質基準:https://www.imabaritoweljapan.jp/about/quality.html

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