毎日お風呂上がりに使うバスタオル。清潔なバスタオルを使うためには毎日洗うのが良いとはわかっていても、忙しかったり毎日洗濯するほどの洗濯物の量がなかったりで、頻繁に洗濯できない方も少なくありません。

バスタオルは毎日洗う方が良いですが、洗濯の回数を減らしたとしても、工夫すれば臭いや黒ずみを抑えて使用することができます。本日は、バスタオルの洗濯頻度や毎日洗えない場合の対処法をご紹介します。毎日洗濯するのが難しい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

みんなのバスタオルを洗濯する頻度は？

 

バスタオルを洗う頻度に関する調査はさまざまな媒体で行われていますが、各アンケートの平均をすると、次の通りになります。

• 毎日洗う･･･約60％
• 2〜3日に1回洗う･･･約30％
• 週に1回洗う･･･約10％

毎日洗う人の意見として、「肌に触れたものは、1回使ったら必ず洗濯する」「衛生面が気になる」といった声があります。一方、毎日洗わない人の意見として、「毎日バスタオルを洗濯すると洗濯物の量が増えてしまう」「生地へのダメージが気になる」などの声があります。

家族構成によっても、洗濯頻度は変わります。一人暮らしであれば週に1〜2回、二人暮らしであれば週2〜3回、3人以上の家庭であれば毎日洗濯する人も多くいます。

 

バスタオルを毎日洗濯する方が良い理由

バスタオルを毎日洗濯する人もいれば、そうでない人もいます。使った後に干しておけば乾くため、頻繁に洗濯する必要を感じていない人も少なくありません。しかし、バスタオルはできるだけ毎日洗濯することをおすすめします。ここでは、その理由を説明します。

 

お風呂上がりでも汗や汚れがついてしまう

お風呂上がりできれいになった状態で体を拭いたとしても、バスタオルには流しきれなかったシャンプーやボディソープやお風呂上がりにかいた汗、目に見えないわずかな汚れや垢がついています。使用後に洗わないままにしておくと、どんどん細菌が増殖してしまいます。細菌が増えたからといってすぐに人体に悪影響が出るわけではありませんが、敏感肌の方や小さな子どもの場合、皮膚病など何らかの症状が出てしまう可能性があります。

安心してバスタオルを使うためにも、洗濯はこまめにした方がよいでしょう。

 

雑菌が繁殖せず臭いや黒ずみが発生しにくい

バスタオルの繊維の中には、増殖した細菌や洗濯しきれなかった雑菌が残っていることがあります。洗いたてのバスタオルでも、一度でも体を拭いたり時間が経過したりすると、雑菌が繁殖してしまいます。雑菌はしつこい臭いや黒ずみの原因となるため、毎日でも洗濯した方が気持ちよくバスタオルを使うことができます。

 

必要なバスタオルの枚数が減る

バスタオルを毎日洗濯すると、必要となる枚数が少なくなります。洗濯したバスタオルをふわふわに保つためには、積み重ねすぎたり丸めたりしないことが大切です。枚数が少ないとかさばることがなく、収納にも困らないため、ふわふわ感を維持したまま保管できます。

 

バスタオルを毎日洗濯するのが難しい場合の対処法

これまで説明したように、バスタオルは毎日洗濯するのが理想的です。しかし、忙しくて毎日洗濯できない、一人暮らしで毎日洗濯するほど洗濯物がないといった理由で、実際には毎日洗濯するのは難しいのではないでしょうか。

毎日洗濯できないとしても、できるだけ雑菌の増殖を抑えたいものです。ここでは、バスタオルを使った後の工夫や洗濯の方法など、菌の繁殖を抑えて清潔に使うための対処法をご紹介します。

 

バスタオルを使った後は風通しの良いところで干す

濡れたままのバスタオルを放置すると、雑菌が増殖します。他の洗濯物に臭いや雑菌が移ることもあります。

雑菌の増殖を防ぐため、バスタオルを使用した後は風通しの良いところで干すようにしましょう。使用したバスタオルを洗濯かごに入れないようにするだけでも、効果があります。広げて干せる場所がないのであれば、ピンチハンガーを使いじゃばらになるように干すと狭い場所でも素早く乾かすことができます。

 

洗濯方法を工夫する

洗濯方法を工夫することで、洗濯回数を増やさなくても雑菌の増殖を抑えることができます。次の方法がおすすめです。 

• 洗濯物の水量は多めにする
• 洗濯物を詰め込みすぎない
• 洗剤は計量して適量を入れる
• 洗濯後はすぐに干す
• しっかり振ってから干す

 水量を多くしたり洗濯物の量を8割程度まで抑えたりすることで、洗濯物同士の摩擦で繊維を傷めずに、しっかりと汚れを落とせます。洗剤を多く入れすぎると繊維の中に残ってしまって雑菌の繁殖の原因になるため、毎回計量するようにしましょう。

洗濯後の衣類を放置すると、湿気のある環境で雑菌が繁殖しやすくなります。洗濯が終わったら、できるだけ早めに干すようにします。

バスタオルを干す際は、上下にしっかりと振ることで繊維に空気を送り込みます。毛並みが整いボリュームが出ることで通気性が高まり、早く乾くようになります。

  

きれいなバスタオルで毎日を過ごそう

バスタオルは、なるべく毎日洗濯するのがおすすめです。しかし、多忙で洗濯の時間がとれないなど、毎日洗濯できないこともあります。そんなときは今回ご紹介をした方法を参考に雑菌の繁殖を抑えて、できるだけ清潔なバスタオルに保つようにしましょう。